Abstract
デジタルサイネージにおける多数の選択肢からのアイテム選択や,ファストフード店で複数の商品の中から選択するなどの場面において,対象の多様性から迷ってしまった経験がある人は少なくない.また,迷ってしまうことで選択に要する時間が長くなってしまい,それにより発生した行列が,焦りを生むと同時に,他者に不快感を与えてしまう可能性もある.こうした問題を解決するため,我々は過去の研究において,ポップアウトを行うことで選択における時間の短縮と迷いを軽減することができると考え,飴配布システムを作成し,その効果について検証を行ってきた.本研究では,過去の研究の実験を見直し,再実験を行うことでポップアウトの提示が問題解決に有用であるかどうかを検証した.また,適度に急いでいる状況においてポップアウトが有効であることなどを明らかにした.
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Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2018-HCI-179
Pages
1-8
Date of issue
2018/08/13
ISSN
2188-8760
Citation
細谷 美月, 山浦 祐明, 阿部 和樹, 中村 聡史. ポップアウトによるユーザの選択行動変容に関する分析, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2018-HCI-179, No.2, pp.1-8, 2018.
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