Abstract
Web 上には間違った入力をしやすい登録フォームや誤りがある情報提示といったような,ユーザの失敗や誤解を誘発するようなユーザインターフェース (BADUI) が多く存在している.また,その改善の手間などから Web サイトの BADUI は放置されることが珍しくなく,日々ユーザを困らせている.我々はこれまでの研究で,BADUI における適切な操作のための手がかりの提示や入力の自動修正といった,改善機能の付与と共有をエンドユーザに可能とさせるシステムを実装した.しかし,過去に提案した手法は改善に手間がかかることや,不適切な改善がなされる可能性があるという問題があった.そこで本稿では,システムがユーザの失敗行動から適切な改善機能の推薦を行う半自動的な BADUI 改善手法を提案する.また,提案手法を Web フォームにおいて実現するシステムを実装し,使用実験を行った結果,エラー率の減少やユーザビリティの向上が可能であることを明らかにした.
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Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2018-HCI-179
Pages
1-8
Date of issue
2018/08/13
Citation
田島 一樹, 中村 聡史. WePatch 2: Webフォームにおける入力ミスを利用した半自動BADUI改善システム, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2018-HCI-179, No.3, pp.1-8, 2018.
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