研究報告

ライフログ写真の着衣色変化によるファッションへの意識変化手法の提案

Abstract

ファッションは人々が着用する衣服の種類や配色のバリエーションによって様々な自己表現が可能である.しかし,数多くの衣服の中から着用する衣服を選択することや,自身が着る機会のない色の衣服を購入することは難しく,これらのことが原因でファッションに苦手意識を持つ人は少なくない.そこで本稿では,このような苦手意識改善のため,ライフログ写真内においてユーザ自身の着用している衣服の色を着る機会のない色,苦手な色に変化させ,その写真に日々触れることによりファッションに対する意識変化を促す手法を提案する.また,実験により衣服のみの写真より提案手法の写真を繰り返し見ることで,衣服の色に対する意識変化が促進できるかどうかについて検証する.実験の結果,自身が映ったライフログ写真の着衣色変化により,ファッションに対して苦手意識がある人の意識変化が促されることを明らかにした.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2019-HCI-181

Pages

1 - 8

Date of issue

2019/01/14

ISSN

2188-8760

Citation

佐々木 美香子, 田島 一樹, 神山 拓史, 中村 聡史. ライフログ写真の着衣色変化によるファッションへの意識変化手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2019-HCI-181, No.6, pp.1 - 8, 2019.

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