Abstract
Web 上の入力フォームにはユーザに全角形式やハイフンを含めた入力といった制約を求めるものが多く存在する.そういった制約がユーザに伝わりづらい場合,誤入力の原因となる使いづらいユーザインタフェース(BADUI) となってしまう.我々はこれまでユーザが Web フォームを利用する際のユーザの試行錯誤の過程から,適切な改善機能をシステムからユーザに推薦し,複数のユーザが BADUI を改善可能とする手法を提案してきた.しかし過去の提案システムは,正解の入力操作を考慮していないという点で推薦アルゴリズムが不適切であるという問題があった.そこで本稿では,提案システムの推薦アルゴリズムを改良し,その上で Web フォームの BADUI 検知精度について検証する.結果として,Web フォームを 7 人以上利用することで,システムが対象とする BADUI の 8 割以上の改善を期待できることが明らかとなった.
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Information
Book title
情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
Volume
2019-GN-106
Pages
1 - 8
Date of issue
2019/01/17
ISSN
2188-8744
Citation
田島 一樹, 中村 聡史. WePatch2: 無数のユーザによる半自動的なWebフォームのBADUI改善システム, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), Vol.2019-GN-106, No.19, pp.1 - 8, 2019.
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