研究報告

自身のみ聴取可能な音楽を用いたコミュニケーション円滑化手法の提案

Abstract

骨伝導ヘッドフォンや常時装着型の音響デバイスの登場により,外界の音を把握しながらも音楽を聴くことが可能になってきた.このようなデバイスの存在から,音楽を常時楽しみながらコミュニケーションを行うことも可能になっている.ここで,音楽によって人間の脈拍や感情が変容することが知られていることから,コミュニケーション時の音楽聴取は,コミュニケーションに影響を及ぼすと考えられる.ここで我々は,コミュニケーションにおける緊張を緩和させ,会話を円滑に行えるようになるのではないかと考えた.しかし,我々はこれまでに,独立したテンポの聴取によってコミュニケーションの間の取り方が変化する傾向があることを明らかにしてきた.しかし,音楽聴取による緊張の緩和についての言及は行えていなかった.そこで本研究では,聴取する音楽の有無によってコミュニケーションにおける緊張感が変化するのかについての調査を行い,個々が自身のみ聴取可能な音楽を聴取しつつ円滑なコミュニケーションを行う手法を検討する.

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Information

Book title

情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)

Volume

2019-GN-106

Pages

1 - 7

Date of issue

2019/01/17

ISSN

2188-8744

Citation

大野 直紀, 徳久 弘樹, 中村 聡史. 自身のみ聴取可能な音楽を用いたコミュニケーション円滑化手法の提案, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), Vol.2019-GN-106, No.22, pp.1 - 7, 2019.

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