Abstract
ユーザはゲームを通して様々な体験をしている.しかし,多くのユーザはゲームを遊ぶだけにとどま
っており,ゲーム体験の記憶を振り返ることは行わず,ただ浪費されていく.また,ユーザは同じ時期に様々な種
類のゲームで遊ぶこともある.その結果,ユーザの記憶に残るそれぞれのゲームの情報が少なくなり,得られる体
験が多いにも関わらずただゲームを行うだけになってしまうことが多い.我々はゲームをゲームライフログとして
残すことが,より人生を豊かにすると考え,スクリーンキャプチャをベースとして並列した複数のゲームを体験と
して記録し,思い出したり,探索したりといったことを可能にする手法を提案する.ここでは特に,時間軸に沿っ
たスクリーンキャプチャ画像の配置や,ゲームごとの軸の導入によって,ゲームライフログを見返す新しい手法を
実現する.またユーザ実験を行い,本研究の提示方法によってユーザのゲームライフログの閲覧の仕方の変化につ
いて調査を行う.
Artifacts
Information
Book title
第11回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2019)
Date of issue
2019/02/22
Citation
前島 紘希, 阿部 和樹, 中村 聡史. スクリーンキャプチャを用いた並列したゲーム世界ライフログ閲覧手法, 第11回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2019), 2019.