Abstract
ライフログや記憶を記録としてデータを残しても,その記録を取り出すことができなければ意味のない情報となってしまう.こうした記録を取り出すにはその手がかりが重要であり,その手がかりを残すための様々な研究が取り組まれている.ここで記憶をたどる際,自身がどの程度その対象に集中していたのかというのが手がかりとなりえる.そこで本研究では,眼鏡型集中度計測端末である JINSMEME を使用して計測された集中度を計測することによって,ライフログに対する手がかり情報として利用できるかどうかについて日々の利用より検討を行い,実験により複数のイベントを抽出できる可能性を明らかにした.また,実際に行われたイベントにおいて数十人で同時に利用することにより,グループの行動や分割されたグループでの活動の分析および手がかりの可能性となることを明らかにした.
Artifacts
Information
Book title
第11回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2019)
Date of issue
2019/02/22
Citation
南里 英幸, 中村 聡史. 眼鏡型集中度計測端末による行動推定, 第11回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2019), 2019.