予稿集

難聴児童の概念化教育のための支援システム

Abstract

人は日常で多く用いる物事や言葉を,子どもの頃の会話や遊びの中で自然と覚えていく.その中でも概念化とは,似たような言葉の中でも,文脈や会話の流れから一つの言葉の意味に絞り込むことを示す.しかし,難聴児童は耳から得る情報量に制限があり,健聴者と比較して概念化の能力に劣ることが多い.そこで本稿では,タブレットを用いて複数の言葉を意味ごとに同時にイラストで提示し,比較できるようにすることで,教育支援者が難聴児童に概念化を教育することを支援するためのシステムを提案する.このシステムを使用することで,教育支援者が言葉の概念の教育を行うことを効率化するだけでなく,難聴児童が自発的に概念化を鍛えることを可能にする.

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Book title

第27回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2019)

Date of issue

2019/09/25

Citation

観興寺 悠哉, 石丸 築, 掛 晃幸, 中村 聡史, 五十嵐 悠紀. 難聴児童の概念化教育のための支援システム, 第27回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2019), 2019.

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