研究報告

無目的なスマートフォン起動タイミングの検出手法の検討

Abstract

世の中にはひとによる回答を必要とするタスクが膨大にあり,短時間で回答可能なマイクロタスクに細分化し,多数の人に回答してもらうことでタスクを達成することを目的とした研究は数多く行われてきた.しかし,マイクロタスクに取り組める機会はまだ十分であるとは言えない.ここで我々は,ひとが特に目的がないまま無意識にスマートフォンを起動するタイミングがあることに着目し,そのタイミングをマイクロタスクへの回答として促す手法を検討する.本研究では,2 つの実験をデザインし,無目的にスマートフォンをもつタスクにおけるセンサの動きを取得することを目的とした実験を実施した.また,その取得したセンサデータを用いてユーザが目的なくスマートフォンを手にし,起動するタイミングを検知することができるか検証を行い,目的がない場合はセンサの立ち上がりが遅くなる傾向があることが示唆された.

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Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2020-HCI-187

Pages

1-7

Date of issue

2020/03/09

Date of presentation

2020/06/01

Location

オンライン

ISSN

2188-8760

Citation

桑原 樹蘭, 中村 聡史. 無目的なスマートフォン起動タイミングの検出手法の検討, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2020-HCI-187, No.3, pp.1-7, 2020.

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