研究報告

キリの悪いカウントダウンを用いた限界突破手法の提案

Abstract

懸垂やダンベルトレーニングなど,トレーニングの中には限界を越えて実施することが望ましいものがあるが,ひとは余裕があったとしても,勝手に線を引いて限界であると感じてしまうことは少なくない.このままでは,トレーニングの意味である基礎力の向上を効果的に行うことができない.そこで本研究では,人が目標に近づいていることを知覚することによって,目標を達成するためにモチベーションが一時的に上昇することに着目し,目標に近づいていることを提示することができるカウントダウンを用いた限界突破手法の提案を行う.特にキリの悪いカウントダウンの方がキリのよいカウントダウンと比べてより効果的に限界突破を促せるのではないかと考え,キリの悪いカウントダウンを用いて検証を行った.加えて,体幹トレーニングを用いた長期的な実験も実施した.結果,カウントダウンを用いることによって,限界突破をより促せることが分かり,また大きく中途半端な数字が最も楽に,限界突破を促せるという可能性が示唆された.

Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2020-HCI-187

Pages

1-8

Date of issue

2020/03/09

ISSN

2188-8760

Citation

南里 英幸, 中村 聡史. キリの悪いカウントダウンを用いた限界突破手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2020-HCI-187, No.26, pp.1-8, 2020.