Abstract
このコロナ禍において、高等教育の分野は、比較的迅速にオンラインに移行した。とはいうものの、問題が皆無とは言えず、大学生の休学・中退問題の顕在化など、今後の経過は予断を許さないところである。VR学会の会員のかなりの部分がこの問題の当事者である。2020年度前期にオンライン授業をやってみて/受けてみて感じた問題やモヤモヤを共有しつつ,それをどうやったらVRで克服できるか,テレビ会議を超えたVR技術を駆使した授業や学会のオンライン開催の可能性について議論する。パネルでは,オンラインでのプログラミング演習講義事例やVR空間を使った講義事例の紹介,アプリケーションにカットされてしまう音を扱う講義での試みの紹介を予定している。