研究報告

デスクワーク時の集中を阻害する周辺視野領域での視覚妨害刺激の基礎検討

Abstract

文章作成などのデスクワークを効率的に進めるためには,タスクに対して集中を維持することが重要である.しかし,現実には人が近くを通り過ぎるといった些細なことでも集中は途切れてしまい,集中を維持するのは困難である.集中を途切れさせないためにはデスクワークの環境を整えることが重要だが,オフィスにおいて一個人がコントロールできる要素は限定的である.そこで本研究では,将来実現可能な範囲で比較的効果の高い視覚改善方法を見出すことを目的として,まずは中心視野で集中が必要な系列記憶タスクと,周辺視野に出現する視覚妨害刺激を設計し,刺激が集中力に与える影響を調査する実験を行った.実験の結果,提示する視覚妨害刺激によって,系列の記憶に変化が生じていることから,集中力の低下度合いが異なることなどが分かった.また系列の記憶におけるタイミングごとの成績やタスクの難易度別の成績から,視覚妨害刺激の影響が大きく現れる条件を調査した.

Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2021-HCI-192

Pages

1-8

Date of issue

2021/03/08

Date of presentation

2021/03/15

Location

オンライン

ISSN

2188-8760

Citation

鎌田 安住, 金田 大輔, 中村 聡史. デスクワーク時の集中を阻害する周辺視野領域での視覚妨害刺激の基礎検討, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2021-HCI-192, No.19, pp.1-8, 2021.