Abstract
身の回りには多種多様なタスクが存在しており,それらを毎日消化しながら生活している.タスクを実施する際には,自身の能力を想定して計画的にこなすことが少なくない.しかし,タスクをこなしていく中で集中力が続かず,本来やるべきタスクとは異なったことをやってしまい,タスクが思い通りに終わらないという問題が発生し,締め切り直前になって慌ててやってしまったり,そもそもタスクを完了することを放棄してしまったりすることは少なくない.その問題を解決するために,我々はカウントダウンに着目した.集中力が欠如している段階でカウントダウンを提示することによって,それが終わるまでに終わらせようと働きかけることにより再集中を促すことによって,タスクを想定通り,場合によってはそれよりも早く終わらすことができるタスク推進手法の検討を行う.本稿では,採点タスクを例に手法の有用性の検討を行うための実験を実施した.その結果,カウントダウンの提示には適切な提示量とタイミングがあるということが明らかになった.
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Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2021-HCI-192
Pages
1-7
Date of issue
2021/03/08
Date of presentation
2021/03/16
Location
オンライン
ISSN
2188-8760
Citation
南里 英幸, 中村 聡史. カウントダウン提示によるタスクへの再集中手法の検討, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2021-HCI-192, No.35, pp.1-7, 2021.