研究報告

配信ライブの同時視聴におけるヘッドバンギング同期のための動作推定手法

Abstract

音楽ライブに参加する観客は演奏に合わせてサイリウムを振る,ヘッドバンギングをするなど,アーティストや他の観客との一体感や非日常感を楽しんでいる.また,ライブの模様を,インターネットを通じて配信する配信ライブも多く行われているが,自宅でひとりで鑑賞することが多く,アーティストや他のファンとのかかわりや一体感が希薄化する問題がある.そこで,配信ライブ中の視聴者間の一体感を向上させることを目的に,ライブ中に行われるヘッドバンギングを媒介として,その動作を検知し,タイミングを視聴者間で共有するシステムを提案する.本研究ではポケットに入れたスマートフォンのセンサデータを使い,ヘッドバンギングの予備動作からヘッドバンギングの推定に関する検討を行った.具体的には,ヘッドバンギング中のセンサデータに関するデータセット構築を行い,機械学習により,予備動作からヘッドバンギングの推定を行った.その結果,93.5% の精度で推定を行うことができた.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究報告音楽情報科学(MUS)

Volume

2021-MUS-130

Pages

1-8

Date of issue

2021/03/09

Date of presentation

2021/03/17

Location

オンライン

ISSN

2188-8752

Citation

二宮 洸太, 中村 聡史. 配信ライブの同時視聴におけるヘッドバンギング同期のための動作推定手法, 情報処理学会 研究報告音楽情報科学(MUS), Vol.2021-MUS-130, No.33, pp.1-8, 2021.

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