Abstract
ひとは多くの衣服を所有しており,日常的に着用する衣服の選択を行っている.所有する衣服の中には,好んでよく着用するものから,数回の着用のみでクローゼットの奥に眠るものまで様々存在する.このような着用回数の偏りは,着用する衣服や組み合わせのワンパターン化やタンスの肥やしといったように,コーディネートの幅を狭めてしまう可能性がある.そこで本研究では,これらの問題を解決するため,所有する衣服を満遍なく着用させ,衣服の活用を促進させるビンゴゲーム型衣服提示システム BingoFit を提案し,実際にシステムを使ったコーディネートを行う実験を実施した.実験の結果,提案システムにより新しいコーディネートの発見や着用頻度が少ない衣服を着用するきっかけが生まれ,所有する衣服の活用の促進に有用であることが示唆された.
Artifacts
Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2021-HCI-195
Pages
1-8
Date of issue
2021/11/23
Date of presentation
2021/12/01
Location
淡路夢舞台国際会議場 and オンライン(ハイブリッド)
ISSN
2188-8760
Citation
青木 由樹乃, 横山 幸大, 中村 聡史. BingoFit: 所有する衣服の活用に向けたビンゴゲーム型衣服提示システムの提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2021-HCI-195, No.41, pp.1-8, 2021.