研究報告

不快感を与えない顔への塗りムラ提示手法の検討

Abstract

ファンデーションは,塗りムラなく塗ることで毛穴や色ムラなど肌の欠点を隠すカバー効果などが期待される.しかしファンデーション自身の肌色に近いため素肌と同化しやすく,塗りすぎや一部だけ塗り忘れてしまう問題などが起こりやすい.そこで本研究では,化粧時にリアルタイムでファンデーションの塗布状態を可視化することで,自分がどこにどの程度塗ったのかを確認しやすくし,塗りムラをなくすための化粧支援システムの実現を目指す.ここで,これまでファンデーションの可視化手法に関しては,わかりやすさなどが重視されており,可視化されることに対する印象は調査されてこなかった.しかし提案システムを快く利用してもらうためには,ユーザが塗りムラを可視化された自身の顔を見た際に不快感を覚えないことが重要である.そこで本稿では,塗りムラを自身の顔の上に可視化する手法について評価・検討した.その結果,自身の顔画像に対する印象の方が他人の写真に対する印象よりもネガティブなものを抱きやすいこと,ムラの位置が相対的にわかりやすく華やかな印象の手法が最もポジティブな評価を得たことがわかった.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2022-HCI-196

Pages

1-8

Date of issue

2022/01/04

Date of presentation

2022/01/11

Location

オンライン&アートホテル石垣島

ISSN

2188-8760

Citation

梶田 美帆, 中村 聡史, 伊藤 貴之. 不快感を与えない顔への塗りムラ提示手法の検討, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2022-HCI-196, No.7, pp.1-8, 2022.