研究報告

個人のイラスト制作における観察に対する支援手法の検討

Abstract

イラスト描画において,初心者は描画対象の観察をおろそかにしてしまうといった問題がある.この問題を解決するためには,初心者に対して,描画対象と自身の絵を十分に観察,比較させることで,観察対象の特徴,自身の絵の修正点への気づきを促すことが必要である.我々はこれまでに,観察をする際にその特徴を言語化させる手法を提案し,その手法を用いることで観察が促されることを明らかした.一方で言語隠蔽効果によって観察が妨害されている可能性が明らかになったため,その問題を解決するために手法の改善を行った.しかし,実環境での観察を促す効果についてはまだ明らかになっていない.そこで,我々はこの提案手法を搭載したプロトタイプシステムを実装した.そのシステムを用いて模写実験を行ったところ,実環境において初心者自身で観察しなかった視点に対して気づきを与えられることが明らかになった.

Information

Book title

情報処理学会 研究報告デジタルコンテンツクリエーション(DCC)

Volume

2022-DCC-30

Pages

1-8

Date of issue

2022/01/13

Date of presentation

2022/01/21

ISSN

2188-8868

Citation

菅野 一平, 中村 聡史. 個人のイラスト制作における観察に対する支援手法の検討, 情報処理学会 研究報告デジタルコンテンツクリエーション(DCC), Vol.2022-DCC-30, No.45, pp.1-8, 2022.