Abstract
動画共有サイトや SNS へのダンス動画の投稿が増加しており,ダンス動画を見て憧れを抱き,ダンスを真似する人も増えている.しかし,ダンス初心者が動画からダンスを習得することは難しく,真似をしても見本と異なったものになってしまうことが多い.その原因の一つは,ダンスの複雑な動きを,動画から理解することが難しいからである.動きの理解が難しい箇所は振り付けによるが,特に腕の動きは可動域が広いことや早い動きが可能であることから,理解の難しい動きになりやすい.そこで本研究では,見本のダンス動画における手の動きを推定し,軌跡として重畳提示することによって,動画を見て振り付けを覚える際に腕の動きの習得を促す手法を提案する.また,手法の有用性を検証するための実験を実施し,提案手法によって腕の動きの習得が促される可能性が示唆された.
Artifacts
Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2022-HCI-198
Pages
1-8
Date of issue
2022/06/09
Date of presentation
2022/06/16
Location
オンライン
ISSN
2188-8760
Citation
中村 瞭汰, 藤原 優花, 古市 冴佳, 中村 聡史. 見本のダンス動画に対する手の軌跡の付与が動きの習得に及ぼす影響の調査, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2022-HCI-198, No.11, pp.1-8, 2022.