Abstract
ひとは多くの衣服を所有しており,日常的に着用する衣服の選択を行っている.所有する衣服の中には,好んで頻繁に着用するものから,数回の着用のみでクローゼットの奥に眠るものまで様々存在する.このような着用回数の偏りは,着用する衣服や組み合わせのワンパターン化やタンスの肥やしといったように,コーディネートの幅を狭めてしまう可能性がある.これらの問題を解決するために我々はこれまでに所有する衣服を満遍なく着用させ,衣服の活用を促進させるビンゴ型衣服提示システム BingoFit を提案した.実際にシステムの利用実験を行い,新しいコーディネートの発見や着用頻度の少ない衣服の着用を促進させることを明らかにしてきた.しかし,気候や季節の条件がシステムの利用に大きく影響を与えることが示唆された.そこで本稿では,一年中利用可能なシステムの設計を行うために季節ごとに利用実験を行い,衣服選択の比較を行うことで季節による選択の傾向を明らかにした.また実験の結果を踏まえ,チェンジ機能など BingoFit システムの改良を行った.
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Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2022-HCI-199
Pages
1-7
Date of issue
2022/08/15
Date of presentation
2022/08/22
Location
北海道小樽市
ISSN
2188-8760
Citation
青木 由樹乃, 横山 幸大, 中村 聡史. BingoFit: 所有する衣服の活用に向けたビンゴ型衣服提示システムの改良と検証, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2022-HCI-199, No.7, pp.1-7, 2022.
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