Abstract
我々はこれまでの研究で,手描き図形を数式化することによって複数回の試行を平均化した図形を生成する手法を提案し,その平均手描き図形に関する特性を分析してきた.そこで明らかになった特性の一つに,「1回で描いた図形に比べ,複数回描いて平均をとった図形のほうがユーザにとって綺麗」というものがある.本研究では,この平均手描き図形における特性を用い,ユーザが納得いかないと思ったようなストロークでも,「重ね描き」や「描き直し」をすることで,自動で平均的なストロークを算出し,対話的な操作により平均化できるようなペイントシステムのプロトタイプを実装した.
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Book title
第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2016)予稿集
Date of issue
2016/12/14
Citation
新納 真次郎, 萩原 奈苗, 中村 聡史, 鈴木 正明, 小松 孝徳. Average Painter:平均化による描画支援手法, 第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2016)予稿集, 2016.