Abstract
自動車の初心者ドライバにとって,カーブ走行は操舵の量やタイミングが感覚的で習得が容易ではない.我々はこれまでの研究において,操舵角に応じた音階の音を鳴らすことで運転を支援するドレミハンドルを提案してきた.しかし,ドレミハンドルと通常のハンドルとで修正舵回数に有意差はなく,実験デザインに問題があったことが示唆された.そこで本稿では,テストを別途設けるなど実験デザインを改め,複数カーブを対象に比較実験を行った.予備実験の結果,事前にカーブの種類を明示する必要があるとわかったため,さらにシステムの改良を行った.また改良システムを用いた実験の結果,通常ハンドルに比べドレミハンドルの修正舵が有意に減少し,ドレミハンドルが運転を支援する可能性が示唆された.
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Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2022-HCI-200
Pages
1-8
Date of issue
2022/11/01
Date of presentation
2022/11/08
Location
淡路島夢舞台
ISSN
2188-8760
Citation
松田 さゆり, 中川 由貴, 船﨑 友稀奈, 渡邉 健斗, 大石 琉翔, 中村 聡史, 小松 孝徳, 鳥居 武史, 澄川 瑠一, 高尾 英行. ドレミハンドル:操舵角に応じた音提示手法の複数種のカーブを用いた検証, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2022-HCI-200, No.8, pp.1-8, 2022.
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