研究報告

Make-up FLOW: 個人差・状況差の大きい化粧工程の構造化と忘れやすさに関する調査

Abstract

外出する際に化粧をする女性は多く存在する.しかしひとえに化粧と言っても,多くの女性は生活場面に合わせて化粧をするため,その工程は様々であり複雑に分岐している.そのような複雑な工程をもつ化粧において,ある工程を忘れて飛ばしてしまうという問題や,化粧のバリエーションが増やせずに固定化してしまうという問題がある.これらの問題は,自身の化粧工程を把握および俯瞰できていないこと,また他者の化粧工程を知る機会が少ないことが原因の一部であり,化粧の工程を構造化して活用することにより支援ができると考えられる.そこで本研究では,化粧工程の構造化を行い,作成した化粧工程のフローチャート(以下,化粧フローチャートとする)の様々な化粧支援への応用可能性を調査する.本稿では,化粧工程の構造化にあたって化粧工程に関する基礎調査を行い,調査結果に基づいた化粧フローチャート作成システム Make-up FLOW の実装,およびシステムの利便性の検証を行った.また忘れやすい工程についても分析したところ,ベースメイクや立体感を出す工程を忘れやすいことが明らかになった.

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Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2022-HCI-200

Pages

1-8

Date of issue

2022/11/01

Date of presentation

2022/11/09

ISSN

2188-8760

Citation

髙野 沙也香, 梶田 美帆, 濱野 花莉, 中村 聡史. Make-up FLOW: 個人差・状況差の大きい化粧工程の構造化と忘れやすさに関する調査, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2022-HCI-200, No.18, pp.1-8, 2022.

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