研究報告

ALS患者のための自身の手書きを残しコミュニケーションに利用可能とするWebサービスの実現

Abstract

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は手足などの筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気であり,その患者は徐々に手が動かなくなり自分で字を書くことが困難になっていくという問題を抱えている.我々は,ALS の当事者からのニーズをもとにして,筋肉が痩せ手書きができなくなる前に自身の手書き文字の形状を記録し,平均手書き文字生成手法により手書きのメッセージ画像を生成する Web サービスを実現した.ここでは,サービスの実現にあたり,試作したシステムを随時使ってもらったうえでまた別の試作を行うといった開発を行った.本稿ではその過程と残された課題について報告をする.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)

Volume

2023-GN-118

Pages

1-8

Date of issue

2023/01/16

Date of presentation

2023/01/23

ISSN

2188-8744

Citation

古賀 壮, 中村 聡史, 掛 晃幸, 石丸 築. ALS患者のための自身の手書きを残しコミュニケーションに利用可能とするWebサービスの実現, 情報処理学会 研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN), Vol.2023-GN-118, No.37, pp.1-8, 2023.

Links