研究報告

操舵角度に応じた音提示の音高変化がカーブ走行時の操舵に及ぼす影響

Abstract

自動車の初心者ドライバにとって,カーブ走行は操舵の量やタイミングが感覚的で習得が容易ではない.我々はこれまでの研究において,操舵角に応じた音を鳴らすことで運転を支援するドレミハンドルという手法を提案してきた.これまでに行った実験において,ドレミハンドルが修正舵回数を減少させることを明らかにしてきたものの,音の変化が運転行動へ及ぼす影響については明らかにできていなかった.そこで本稿では,ドレミハンドルにおける音高変化がハンドル操作に与える影響について分析を行った.その結果,音高が変化する操舵角を基準にハンドルを操作している傾向がみられた.

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Information

Book title

信学技報 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS)

Volume

123

Issue

24

Pages

151-156

Date of issue

2023/05/15

Date of presentation

2023/05/16

Location

沖縄産業支援センター

ISSN

2432-6380

Citation

渡邉 健斗, 松田 さゆり, 大石 琉翔, 中川 由貴, 小松 孝徳, 鳥居 武史, 澄川 瑠一, 高尾 英行. 操舵角度に応じた音提示の音高変化がカーブ走行時の操舵に及ぼす影響, 信学技報 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS), Vol.123, Issue.24, No.HCS2023-31, pp.151-156, 2023.

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