研究報告

特定文字列を用いた周辺視野における知覚的鋭敏化の特性解明

Abstract

自身の名前や,趣味に関するものなどといった,自身に価値のあるものに対して優先的に処理するという知覚的鋭敏化という現象がある.本研究では,この知覚的鋭敏化の効果が周辺視野においても現れるかどうかについて,また周辺視野で知覚的鋭敏化を引き起こした際に,中心視野に与える影響について,実験協力者の名前を用いた実験を行い調査した.その結果,周辺視野においても知覚的鋭敏化の効果が認められ,また周辺視野で知覚的鋭敏化が起きる文字列を提示した場合,中心視野の視線の動きに影響を及ぼすことが明らかになった.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)

Volume

2017-EC-43

Issue

18

Pages

1 - 8

Date of issue

2017/03/03

ISSN

2188-8914

Citation

大野 直紀, 中村 聡史. 特定文字列を用いた周辺視野における知覚的鋭敏化の特性解明, 情報処理学会 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), Vol.2017-EC-43, Issue.18, pp.1 - 8, 2017.

Links