Abstract
着用する衣服において.組み合わせのワンパターン化やタンスの肥やしといったように.コーディネートの多様性が失われていることがある.これらの問題を解決するために我々はこれまでに所有する衣服を満遍なく着用させ.衣服の活用を促進させるビンゴ型衣服提示システム BingoFit を提案してきた.実際にシステムの利用実験を行い.新しいコーディネートの発見や着用頻度の少ない衣服の着用を促進させることを明らかにしてきた.しかし.これまでの実験では.本手法が実際の衣服の着用回数の偏りの解消に有効であるかどうか明らかになっていない.そこで本稿では.これまでの実験の着用回数のデータをもとに.ビンゴカード上の衣服の配置を変化させ.マスの位置による衣服選択の誘導が可能であるか実験を行った.実験の結果,ビンゴの特性を利用した配置変化により,着ていなかった衣服を着用するようになり,衣服の活用を促進させることを明らかにした.
Artifacts
Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2024-HCI-206
Pages
1-7
Date of issue
2024/01/08
Date of presentation
2024/01/15
Location
沖縄産業支援センター
ISSN
2188-8760
Citation
青木 由樹乃, 中村 聡史. BingoFit: ビンゴ型衣服提示システムの衣服の配置変化による選択の誘導性の検証, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2024-HCI-206, No.11, pp.1-7, 2024.