研究報告

スマートフォン利用時の姿勢矯正に向けた首の角度推定手法の提案

Abstract

スマートフォン利用時において,スマートフォンを肩より下に置き,上から覗き込むような俯いた姿勢で操作してしまう人が多く見られる.首は傾ければ傾けるほど負荷がかかるため,ユーザの姿勢をリアルタイムに評価しフィードバックするシステムによりユーザの姿勢矯正を支援できると考えられる.本稿では,姿勢矯正システムの初期段階としてスマートフォンのみを用いた首の角度推定を目的とする.首が傾くとスマートフォンの内カメラ上で鼻から首元までの距離が短くなることに着目し,姿勢がいい時との差分を用いた首の角度推定手法を提案した.また,データセットを構築しその精度を検証した.その結果,一定の精度で推定可能であることが明らかになった一方,精度には改善の余地があることも明らかとなった.

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Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2024-HCI-206

Pages

1-7

Date of issue

2024/01/08

Date of presentation

2024/01/16

Location

沖縄産業支援センター

ISSN

2188-8760

Citation

渡邉 健斗, 中村 聡史. スマートフォン利用時の姿勢矯正に向けた首の角度推定手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2024-HCI-206, No.25, pp.1-7, 2024.