研究報告

視線に連動した記憶対象文字列へのぼかし深度操作による記憶容易性向上手法のより多角的な調査

Abstract

文字列を記憶することは容易ではなく,記憶行為を繰り返すなどある程度の時間と労力がかかる.これまでの研究で我々は,視線に連動して記憶対象文字列の読みやすさが変化する流暢度制御手法を提案し,対象の記憶容易性が向上することを明らかにした.しかし,実験の比較対象として何も変化を与えていないものを利用したため,実際に視線に連動した流暢度制御による効果なのか,記憶対象がポップアウトのように目立っていたことによる効果なのかが曖昧であった.そこで本研究では,実際の学習で利用されることが多いハイライトを比較対象として実験を行い,その記憶容易性について検証を行った.実験の結果,記憶率には記憶対象に視線を向けた長さが重要であることが示唆された.また提案手法では,各単語に対してより長い時間視線を向けていたうえ,ハイライトに比べて記憶効率が良かったことから,視線に連動した流暢度制御の有用性が明らかになった.

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Information

Book title

信学技報

Volume

123

Pages

13-18

Date of issue

2024/03/12

Date of presentation

2024/03/13

Location

沖縄産業支援センター

ISSN

2432-6380

Citation

青木 柊八, 髙野 沙也香, 中村 聡史. 視線に連動した記憶対象文字列へのぼかし深度操作による記憶容易性向上手法のより多角的な調査, 信学技報, Vol.123, No.433, MVE2023-44, pp.13-18, 2024.