研究報告

Webブラウジング実験環境統制システムの実装と待機画面の表現が離脱に及ぼす影響の調査

Abstract

Webページの読み込み中における体感時間を短縮するために,スロバーやプログレスバーといった進捗インジケータが利用されている.しかし,読み込み中の待機画面に表示される進捗インジケータがユーザの離脱に与える影響は明らかになっていない.そこで本稿では,クラウドソーシングでの実験を前提としてWeb実験環境統制システムを実装し,Webページの読み込み中における待機画面の表現がユーザの離脱に及ぼす影響について調査を行った.実験では,待機画面に表示する進捗インジケータとしてスロバーとプログレスバーを用意し,各条件での離脱率と離脱タイミングについて比較を行った.その結果,スロバー条件ではプログレスバー条件に比べて離脱率が高く,離脱タイミングは各条件で異なる傾向がみられた.

Artifacts

Information

Book title

信学技報

Volume

124

Pages

85-90

Date of presentation

2024/05/14

Location

沖縄産業支援センター

ISSN

2432-6380

Citation

三山 貴也, 中村 聡史, 山中 祥太. Webブラウジング実験環境統制システムの実装と待機画面の表現が離脱に及ぼす影響の調査, 信学技報, Vol.124, No.19, HCS2024-17, pp.85-90.