Abstract
自動車のドライバにとって,カーブ走行は操舵の量やタイミングが感覚的で安定した走行をすることは容易ではない.我々はこれまでの研究において,操舵角に応じた音階の音を鳴らすことで運転を支援する手法「ドレミハンドル」を提案してきた.そして,ドライビングシミュレータを用いた実験で,通常ハンドル使用群に比べドレミハンドル使用群の修正舵が有意に減少することを明らかにしてきたが,実車では検証できていなかった.そこで本稿では,実車から走行データをリアルタイムで受信し,音提示を行うシステムの実装を行った.また,ドレミハンドル使用群と,講師から口頭で指導を受ける群との比較実験を行い,その結果からドレミハンドルが実車においても効果的であることを明らかにした
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Information
Book title
信学技報 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS)
Date of issue
2024/05/06
Date of presentation
2024/05/14
Location
沖縄産業支援センター
ISSN
2432-6380
Citation
松田 さゆり, 渡邉 健斗, 中村 聡史, 鳥居 武史, 高尾 英行, 清水 紗英里. ドレミハンドル: 操舵角に応じた音階提示手法の実車を用いた検証, 信学技報 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS), 2024.