研究報告

レシピ伝達における個性共有のための調理行動分析

Abstract

食は単に生きるための行動としてだけではなく,友人と食事をしたり,親子間で料理を教えたりとコミュニケーション手段の一種でもある.さて,情報処理技術の発展やそれに伴う情報機器の普及により,食に関してもこれらを用いて支援を行う研究が多くなされている.本研究では,食を介してのコミュニケーションをより豊かなものにするために,ユーザごとに食に現れる個性,特に調理中の個性を料理レシピに対して反映させることを目的としている.個性を反映させた料理レシピにより,他者と共有する際に新たな発見があり,より良い食のコミュニケーションが行われると期待される.本研究では研究の第一段階として,調理中に得られるデータから個人を判別可能か,そしてそうした調味料の使用量で料理した際に,本人は好むのかについて実験的に明らかにする.

Artifacts

Information

Book title

電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS)

Volume

117

Issue

29

Pages

139 - 144

Date of issue

2017/05/16

ISSN

2432-6380

Citation

土屋 駿貴, 中村 聡史. レシピ伝達における個性共有のための調理行動分析, 電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS), Vol.117, Issue.29, pp.139 - 144, 2017.

Links