研究報告

待機画面におけるプログレスバーの進行速度変化が離脱に及ぼす影響

Abstract

Web ページの読み込み中における体感時間を短縮するために,プログレスバーのような進捗インジケータ が利用されている.我々はこれまでの研究において,読み込み中の待機画面に表示されるプログレスバーがユーザの 離脱に及ぼす影響の調査を行ってきた.しかしこれまでの研究では,進行速度が一定のプログレスバーに限定してい た.プログレスバーの進行速度が変化する場合はユーザの離脱行動が変化する可能性がある.そこで本研究では,待 機画面に表示されるプログレスバーの進行速度変化がユーザの離脱に及ぼす影響について調査を行った.その結果, 同じ待機時間でもプログレスバーのアニメーション開始時の進行速度が遅い場合や,プログレスバーが停止している ように見える場合に離脱が発生しやすい傾向がみられた.

Artifacts

Information

Book title

信学技報

Volume

124

Pages

102-107

Date of issue

2024/08/17

Date of presentation

2024/08/25

Location

兵庫県立大学商科キャンパス

ISSN

2432-6380

Citation

宮本 快士, 三山 貴也, 中村 聡史, 山中 祥太. 待機画面におけるプログレスバーの進行速度変化が離脱に及ぼす影響, 信学技報, Vol.124, No.161, HCS2024-52, pp.102-107, 2024.