Abstract
本論文では,プログラミング教育における採点業務の効率化を目指し,即時性,採点精度,曖昧性に焦点を当てた自動採点システムPP-Checkerを提案する.PP-Checkerは,大規模言語モデル(LLM)との協調により,動的かつ視覚的なプログラミング言語の自動採点を実現する.また,リアルタイムでプロンプトを調整できる機能を備えており,学生が課題に取り組んでいる間にも採点基準を更新し,結果をすぐに反映できる.実際の講義で計2400分運用した結果から,PP-Checkerは課題の再提出時間を平均3.6分まで短縮し,課題採点業務の効率化に貢献することが示された.
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Book title
第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2024)
Date of issue
2024/12/11
Date of presentation
2024/12/12
Citation
関口 祐豊, 中村 聡史. PP-Checker: プログラミング教育における大規模言語モデルと協調した曖昧性のある自動採点システム, 第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2024), 2024.