研究報告

WePatch:ユーザの手によるWeb上のBADUI改善システムの評価

Abstract

Web上には誤った形式で入力をしやすい入力フォーム,誤りがある情報といったように,ユーザの戸惑いや誤操作を誘発するような使いづらいUI(ユーザインターフェース)が数多く存在しており,これらはBADUIと呼ばれている.我々はこれまでの研究において,こうしたWeb上のBADUIをユーザが複数の機能を用いて改善し,また改善されたUIを共有可能とするシステム「WePatch」を開発してきた.本稿では,入力フォームのBADUIに対するWePatchの有用性の評価実験を,定量的な観点から行なった.その結果,特にWePatchの入力フォームにおける入力文字の自動修正はユーザの負担を減らすことが可能であった.一方,従来の研究でも提案されてきたアノテーションの付与は入力フォームにおけるユーザの負担を増やしてしまうことが明らかになった.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2017-HCI-174

Pages

1 - 7

Date of issue

2017/08/16

ISSN

2188-8760

Citation

田島 一樹, 中村 聡史. WePatch:ユーザの手によるWeb上のBADUI改善システムの評価, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2017-HCI-174, No.16, pp.1 - 7, 2017.

Links