研究報告

周辺視野における妨害刺激の減衰が集中度に及ぼす影響

Abstract

タスクの作業効率をあげるには,集中することが重要であるが,集中をコントロールする手法は確立されていない.ここで,1つのことに集中すると周りが見えなくなるという表現はよく利用されている.つまり,集中時は非集中時に比べて受け取る情報量が少ないと予想される.そこで,ユーザの周辺視野にあえてノイズとなる妨害刺激を提示し,そのノイズを徐々に減衰させることによって,ユーザが集中しているかのように錯覚させ,集中を促進する手法を提案する.また,本手法をPCでの作業に適用し,周辺視野へ減衰型妨害刺激を提示することによって,人の集中度やタスク達成度がどのように変化するのかを調査する.

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Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2017-UBI-56

Issue

7

Pages

1 - 8

Date of issue

2017/10/25

ISSN

2188-8698

Citation

髙橋 拓, 福地 翼, 山浦 祐明, 松井 啓司, 中村 聡史. 周辺視野における妨害刺激の減衰が集中度に及ぼす影響, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2017-UBI-56, Issue.7, pp.1 - 8, 2017.

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