Abstract
先行研究により,利き手の手書きと非利き手の手書きが類似する傾向が示唆されている.しかし,例えば左から右へと描く横線などのように,左手と右手とでは腕や手の動かし方が異なると考えられるものがあり,類似・非類似の文字特徴は明らかになっていない.そこで本研究では,利き手と非利き手の平均手書き文字において,類似しやすい文字および類似しにくい文字の特徴を明らかにすることを目的とする.ここではまず,大学生30名(右利き15名,左利き15名)を対象に,50種類の文字を利き手・非利き手でそれぞれ5回ずつ筆記を行ってもらうことでデータセットを構築する.そこで,文字のストローク方向や形状の縦横比,形状の複雑さなどに着目し,利き手と非利き手の手書き文字の類似度判定手法を実現するとともに,これらの特徴が左右の平均文字間の類似度に与える影響を分析した.また分析の結果,縦長な文字は類似するが,横長な文字は類似しない傾向が明らかになった.
Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2026-HCI-216
Pages
1-8
Date of issue
2026/01/07
Date of presentation
2026/01/15
Location
宮古島未来創造センター
ISSN
2188-8760
Citation
巻野 大悟, 能宗 巧, 瀬崎 夕陽, 関口 祐豊, 中村 聡史. 利き手・非利き手での手書き文字類似度判定手法とその検証, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2026-HCI-216, No.47, pp.1-8, 2026.
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