Abstract
トレーディングカードゲームにおいて,対戦終了後にプレイヤ同士で対戦を振り返る「感想戦」が重要な学習機会として位置づけられている.しかし,プレイヤが対戦中の全ての状況を正確に記憶しておくことが難しく,また互いの手札が見えないため,勝敗を決定づけた場面にのみ議論が集中する傾向がある.本稿では,可能な限り低コストで手札と盤面を含め,実環境で対戦内容を自動的に記録し,感想戦の基盤となる対戦譜面を自動生成するため,プレイヤの胸部に装着したスマートフォンのカメラで対戦映像を取得し,認識する手法を提案した.ここでは物体検出モデルであるYOLOv8を用いてポケモンカードゲームにおける手札のカード,盤面上のカード,ダメージカウンタ,およびコインを自動検出し,その検出結果をもとにカードの出入りや盤面変化を時系列に整理して提示した.また評価実験により,胸部カメラ映像から手札・盤面のカードを高精度に検出でき,自動生成された対戦譜面も対戦の流れを再現できることを確認した.一方,一部の特殊な効果を持つカードについては検出精度に課題が残ることが分かった.
Information
Book title
情報処理学会 研究報告デジタルコンテンツクリエーション(DCC)
Volume
2026-DCC-42
Pages
1-8
Date of issue
2026/01/15
Date of presentation
2026/01/22
Location
宮古島未来創造センター
ISSN
2188-8868
Citation
新嶌 道大, 中村 聡史. 胸部取付カメラを用いた対面型トレーディングカードゲームの自動譜面生成手法, 情報処理学会 研究報告デジタルコンテンツクリエーション(DCC), Vol.2026-DCC-42, No.33, pp.1-8, 2026.