Abstract
ユーザの意図しない行動へと誘導するダークパターンが問題となっている.これまで,ダークパターンによる選択誘導の影響は画面上のデザイン要素を中心に議論されてきたが,その画面内のインタフェースを操作する物理的インタフェースとの組み合わせに起因する影響は十分に検証されていない.そこで本研究では,色の対応関係に着目し,画面上の選択肢が想起させる色と物理ボタンの色の対応関係に不一致が生じたとき,選択行動にどのような影響を及ぼすかを調査した.画面に提示された二択問題に物理ボタンを押して回答してもらう実験を行い,色対応が一致する条件と一致しない条件を比較した結果,不一致条件において誤選択の増加および反応時間の遅延が確認された.この結果は,画面表示と物理操作の色対応の不一致が選択過程に影響を及ぼし,設計次第ではダークパターンとして機能し得ることを示唆している.
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Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2026-HCI-217
Pages
1-8
Date of issue
2026/03/02
Date of presentation
2026/03/11
Location
芝浦工業大学 豊洲キャンパス
ISSN
2188-8760
Citation
野島 樹, 金谷 一輝, 徳原 眞彩, 木下 裕一朗, 中村 聡史. 色の対応関係に基づくダークパターン: 物理ボタンと画面表示の色対応の不一致が選択行動に及ぼす影響, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2026-HCI-217, No.36, pp.1-8, 2026.
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