Abstract
質の良い論理的な文章を作成する上で,作成された文章を指導する人の存在は重要である.しかし,そういった指導は非常に手間であり,指導を代替するようなシステムを作ることは容易ではない.そこで我々は,指導者を必要とせずに文章の質を担保する方法として,文章作成時のふるまいに着目した.文章作成時のふるまいは文章内容の確認などを目的としており,こういった文章作成時のふるまいを矯正することで文章作成力の向上を促すと期待される.しかし,文章作成時のふるまいが文章の質とどのような関係にあるかは明らかになっていない.本研究では,様々な文章作成時のふるまいから 「読み返し」 に焦点を絞り,作成される文章の質と文章作成時のふるまいとの関係性について調査を行い,その結果をもとに,読み返しを促す視線誘導を行うことで文章作成を支援する手法の提案とプロトタイプシステムの実装および利用実験を行った.
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Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2018-HCI-177
Issue
30
Pages
1 - 8
Date of issue
2018/03/09
ISSN
2188-8760
Citation
福地 翼, 中村 聡史. 文章作成時の視線分析に基づく読み返しを促す視線誘導手法の提案, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2018-HCI-177, Issue.30, pp.1 - 8, 2018.
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