研究報告

動的なフォント融合による文字デザイン支援手法

Abstract

日常生活において,個人がコンテンツを作成する機会が増加している.コンテンツの作成においては,フォントを選択する場面が多くあるが,PC に予めインストールされてあるフォントは数が少ないため,バリエーションに欠けるといった問題がある.また,一般ユーザにとってフォントが与える印象をフォント名やフォントの形状から判断することが難しいため,コンテンツにあった印象をもったフォントを探すのに苦労するといった問題がある.そこで本研究では,既存のフォントをユーザの目的の印象に合うようにブレンドし,新たなフォントを動的に生成する手法を提案する.これにより,フォント数の少なさを解消するとともに,ユーザの求める直感的で微細な印象に合致したフォントを獲得できると期待される.本研究では,提案手法をプロトタイプシステムとして実装し,従来のフォント選択手法との比較実験を行い,フォント選択におけるユーザの目的とするフォントの獲得に対する満足度において,提案手法が有用であることを明らかにした.

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Information

Book title

情報処理学会 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)

Volume

2018-EC-47

Issue

2

Pages

1 - 8

Date of issue

2018/03/09

ISSN

2188-8914

Citation

斉藤 絢基, 中村 聡史. 動的なフォント融合による文字デザイン支援手法, 情報処理学会 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC), Vol.2018-EC-47, Issue.2, pp.1 - 8, 2018.

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