研究報告

手書きとフォントの融合文字を用いたメッセージカード作成における利用分析

Abstract

人は他者からもらうメッセージカードについて,手書きされたものを望む一方で,手書きすることに対する抵抗を感じている.我々はこれまでの研究において,手書きとフォントの融合文字が,手書きよりも文字に対する抵抗は減退しつつも,手書きがもつあたたかみや個性といった特徴が生かされた文字であることを明らかにしてきた.しかし,これまでの研究ではフォントや融合割合をユーザ自身が変更できなかったため,その融合手法の利用のされ方については明らかになっていなかった.そこで本稿では,手書きとフォントとを融合可能なメッセージカード作成システムを実装し,書き手と読み手の関係が異なる状況を設定してメッセージカードを作成してもらった際に,書き手は読み手との関係性によってシステムの使い方を変えるのか,もしくはメッセージカードのデザインに影響されてシステムの使い方を変えるのかについて実験を行った.また実験の結果,書き手は読み手との関係性によって融合するフォントを変更するなど,システムの使い方が変わることが明らかになった.さらに,現在のシステムの問題点についても明らかにした.

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Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2018-HCI-178

Issue

12

Pages

1-8

Date of issue

2018/06/07

ISSN

2188-8760

Keywords

手書き文字 / フォント / 融合文字 / 平均文字 / 印象評価 / 視認性

Citation

佐々木 美香子, 斉藤 絢基, 中村 聡史. 手書きとフォントの融合文字を用いたメッセージカード作成における利用分析, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2018-HCI-178, Issue.12, pp.1-8, 2018.

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