Abstract
教育のデジタル化により,タブレットなどを用いて手書きをする機会も増えている.ここで手書きのデジタル化がどのような影響をおよぼすのか,どのような点を考慮することが重要なのかは明らかになっていない.そこで本研究では,手書きを形成する一要素である筆圧に着目し,筆圧の有無による手書きの表現が問題を解くうえでどう影響するのかについて明らかにする.具体的には,四則演算の筆算について,筆圧の調整ができる状態と筆圧が二値化であり調整できない状態で筆算の問題の正答率にどのような影響をおよぼすのかを実験し,割り算において正答率に変化がでることを明らかにした.
Artifacts
Information
Book title
HCGシンポジウム2022
Pages
1-8
Date of issue
2022/12/16
Date of presentation
2022/12/16
Citation
小林 沙利, 植木 里帆, 関口 祐豊, 中村 聡史, 掛 晃幸, 石丸 築. デジタルペンの筆圧による濃淡表現の有無が筆算の正答率に及ぼす影響, HCGシンポジウム2022, No.C-5-5, pp.1-8, 2022.