研究報告

色選択インタフェースの枠の色と大きさによる色選択誤差の調査

Abstract

カラーパレットをはじめとする色選択インタフェースは,インタフェースそのものの色と選んだ色の関係 性により錯視が発生し,選択した色と塗った色の印象が異なってしまう.我々はこれまで,選択した色が表示される 周囲に明るさの異なる灰色がある場合について,明るさの対比現象の影響を明らかにしたが,周囲の色が変化する場 合や表示される色の大きさが異なる場合については検証できていなかった.そこで本稿では,周囲の色と表示される 色の大きさが色選択に及ぼす影響を調査した.その結果,黄色や緑色の枠においてターゲットとの明度の誤差が小さ いことや,選んだ色が表示される面積が大きくなるほど誤差が小さくなることが明らかになった.

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Information

Book title

信学技報

Volume

124

Pages

96-101

Date of issue

2024/08/17

Date of presentation

2024/08/25

ISSN

2432-6380

Citation

小林 沙利, 中村 聡史. 色選択インタフェースの枠の色と大きさによる色選択誤差の調査, 信学技報, Vol.124, No.161, HCS2024-51, pp.96-101, 2024.