Abstract
適切な車のナビゲーションのためには,道路の物理的構造だけでなく,運転者が受ける心理的負荷や注意の向け方を考慮した運転難易度のモデル化が必要である.我々はこれまでの研究において,道路幅が徐々に変化する経路,路上駐車の有無,ドア開閉といった挙動によって道路幅が制限される経路における運転難易度について調査し,路上駐車により運転者が実際の道路幅よりも狭いと認知する可能性を明らかにしてきた.しかし,対向車の接近のように交通環境が時間的に変化する状況において,認知的狭さや運転行動がどのように変化するかは十分に検討されていない.そこで,対向車接近下の認知的狭さと運転行動への影響を調査した.実験の結果,対向車の接近とその速度は運転難易度に影響を及ぼすこと,その影響の度合いはステアリングの法則に関するモデルを用いて推定できることを明らかにした.
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Information
Book title
信学技報
Volume
125
Pages
478-483
Date of issue
2026/03/09
Date of presentation
2026/03/18
Location
沖縄産業支援センター
ISSN
2432-6380
Citation
熊谷 航太, 成瀬 詩織, 飯田 空, 福井 雅弘, 中村 聡史, 山中 祥太. ドライビングシミュレータにおける対向車の速度が認知的狭さにおよぼす影響, 信学技報, Vol.125, No.411, MVE2025-112, pp.478-483, 2026.