Abstract
Webアンケートは短期間かつ低コストで大量のデータを収集できる一方,低品質な回答が混入しやすく,特に自由記述設問では設問で求められる内容を伴わない回答が生じやすい.我々はこれまで,アンケートの形式と設問文の口調に着目し,チャット形式のアンケートやカジュアルな口調の設問文が自由記述設問の回答に及ぼす影響を調査してきた.しかし,これまでの調査で用いたアンケートでは,回答内容が回答者の知識や興味などの個人差に左右されていた問題があり,アンケートの形式や設問文の口調による影響を十分に検証できていなかった.そこで本研究では,回答者の知識や興味による影響を抑えるため,回答者全員が同じ画像を見てその内容を説明する画像説明タスクを用いたアンケートを実施した.これにより,回答者間の個人差による影響を軽減したうえで,Webアンケートの形式および設問文の口調が自由記述回答の質に及ぼす影響を再検証した.その結果,アンケート全体では自由記述の回答トピック数に有意な差はみられなかったが,作成した画像刺激の内容の違いによっては回答の質に有意な傾向が見られた.
Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2026-HCI-219
Issue
5
Pages
1-9
Date of issue
2026/08/27
Date of presentation
2026/09/03
Location
北九州学術研究都市
ISSN
2188-8760
Citation
藤代航希, 加藤 純世, 三山 貴也, 中村 聡史. Webアンケートの形式と設問文の口調が自由記述設問の回答の質に及ぼす影響:画像説明タスクを用いた検証, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2026-HCI-219, Issue.5, pp.1-9, 2026.
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