研究報告

周辺視野への視覚刺激提示がプログレスバー待機時間に与える影響

Abstract

多くのアプリケーションにおいて,画面などの読み込みは必要不可欠な処理であり,これらの待機時間中にユーザへプログレスバーなどの視覚的なフィードバックを提供することで体感時間を減少させるのが一般的である.またプログレスバーへのアニメーション付与,インタラクティブな要素の付与などによって体感時間がさらに減少することもわかっている.ここで我々は過去の研究においてPC作業時に周辺視野へ視覚刺激を提示することで,体感時間が増減することを明らかにした.また,過去のプログレスバーに関する研究において周辺視野を活用しているものは無く,これを有効活用することで体感時間の変化をより強めることが可能であると考えた.そこで本稿では,10秒程度のプログレスバーを提示し,合わせて周辺視野へ視覚刺激を提示することで体感時間への影響を調査する.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2018-HCI-176

Pages

1 - 7

Date of issue

2018/01/15

ISSN

2188-8760

Citation

松井 啓司, 中村 聡史, 鈴木 智絵, 山中 祥太. 周辺視野への視覚刺激提示がプログレスバー待機時間に与える影響, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) , Vol.2018-HCI-176, No.23, pp.1 - 7, 2018.

Links