研究報告

手書きとフォントの文字形状の違いによる記憶効果の比較

Abstract

学習においては,教科書や参考書,手書きやコンピュータで残したノートなどを見て記憶することが一般的である.ここで記憶タスクにおいて,読みづらいフォントが効果的であることが知られている.つまり,字形が均一でなく少し読みづらい手書き文字で勉強したほうが記憶に残りやすい可能性がある.そこで本研究では,特徴の異なる手書き文字とフォントを用いて実験を行い,記憶においてそれらの間に差が生じるかを検証した.また検証の結果,読みづらい文字や見慣れた文字が記憶に残りやすいことを明らかにした.

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Information

Book title

電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS), HCS-24

Volume

119

Pages

119-124

Date of issue

2019/05/17

ISSN

2432-6380

Citation

伊藤 理紗, 濱野 花莉, 野中 滉介, 菅野 一平, 中村 聡史, 掛 晃幸, 石丸 築. 手書きとフォントの文字形状の違いによる記憶効果の比較, 電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーション基礎研究会(HCS), HCS-24, Vol.119, No.38, pp.119-124, 2019.

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