研究報告

手書きとフォントの文字形状の違いが顔と名前の記憶に及ぼす影響

Abstract

学校でのクラス替えや会社での営業,選挙のポスター等,人の顔と名前を覚える機会は多い.しかし,人の顔と名前を覚えることを苦手とする人もまた多い.我々はこれまでの研究において,フォントと手書き文字に関する記憶タスクにおいて記憶しやすさに違いがあり,特にゴシック体に比べ続け字風の手書き文字が記憶しやすいことを明らかにしてきた.つまり,顔画像と名前を記憶する際にも同様の手書き文字を使用した方が覚えやすい可能性があると考えられる.そこで本研究では,手書き文字やフォントで書かれた名前と顔画像の組み合わせを用いた実験を行い,記憶においてそれらに差が生じるのかを検証した.実験の結果,予想とは異なり MS ゴシックが覚えやすく丸文字の手書きが覚えにくい傾向があり,顔画像と文字の間に生じる違和感が記憶に影響している可能性があった.また,覚え方に性差があることが示された.

Artifacts

Information

Book title

情報処理学会 研究会報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2019-HCI-185

Issue

22

Pages

1-8

Date of issue

2019/12/11

DOI

http://id.nii.ac.jp/1001/00200822/

ISSN

2188-8760

Keywords

手書き文字 / フォント / 顔 / 記憶 / 字形 / 記憶容易性

Citation

伊藤 理紗, 斉藤 絢基, 中村 聡史, 掛 晃幸, 石丸 築. 手書きとフォントの文字形状の違いが顔と名前の記憶に及ぼす影響, 情報処理学会 研究会報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2019-HCI-185, Issue.22, pp.1-8, 2019.

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