Abstract
Web アンケートは容易にデータ収集ができ便利であるものの,コピー・アンド・ペーストが簡単なことなどから自由記述において複数「特になし」と回答するなど,不真面目回答をする人が見られる問題がある.このような問題を解決するため,我々は質問者が構築した Web アンケートからどのくらい良いデータが集まるのか,またどう改善したら良いのかを予測および提示するシステムの実現を目指している.そこで本研究では,システムの実現を目指し,まずアンケートの一つの構成要素である自由記述の位置が不真面目回答率に及ぼす影響についてクラウドソーシングを用いた実験を行った.実験を行った結果,自由記述を最後に回答してもらうより,自由記述を最初に回答してもらう方が不真面目回答の割合が少ないことがわかった.
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Information
Book title
情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
Volume
2021-HCI-195
Pages
1-8
Date of issue
2021/11/23
Date of presentation
2021/12/01
Location
淡路夢舞台国際会議場 and オンライン(ハイブリッド)
ISSN
2188-8760
Citation
山﨑 郁未, 伊藤 理紗, 中村 聡史, 小松 孝徳. Webアンケートにおける不真面目回答予防システム実現に向けた自由記述配置の基礎検討, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2021-HCI-195, No.34, pp.1-8, 2021.