研究報告

ペンギンの腹部模様に注目したぬりえ型検索手法

Abstract

動物園や水族館は,様々な生き物を観察しながら楽しむ施設であるが,生き物を漠然と観察するだけではその後の記憶につながりにくい.いくつかの水族館では観察を促しつつ楽しませることを目的として,動物の個体に名前をつけその紹介をしているが,名前の記憶は容易ではないため,記憶にはつながっていない.そこで我々はこれまでの研究において,観察の効果を高めつつ記憶に残すことを可能にするため,腹部の模様が個々で特徴的なペンギンに着目し,ぬりえによる観察・検索手法を提案してきた.また,ペンギンの模様をぬりえするプロトタイプシステムを実装し,実験により同じペンギンについて描かれたぬりえの類似度が高くなる傾向や,ぬりえは上から下に向かって点を描く傾向があることなどを明らかにした.本研究では,分析対象とするペンギンの数を 19 羽に増やし,腹部模様のぬりえの類似度からペンギンの名前を推定し,その精度を評価した.その結果,推定した名前の上位 3 位以内正解率が 93.0% と高い精度で推定できることがわかった.

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Information

Book title

情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume

2023-HCI-204

Pages

1-8

Date of issue

2023/08/01

Date of presentation

2023/08/08

ISSN

2188-8760

Citation

中川 由貴, 中村 聡史. ペンギンの腹部模様に注目したぬりえ型検索手法, 情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2023-HCI-204, No.2, pp.1-8, 2023.